【小説】猫(未完)
こんばんは! タクです。
先日、研修があったのですが、研修生のほとんどが寝静まる睡眠学習研修だったので僕はこっそりと内職してブログのネタを考えていました。
出来たネタ数はなんと30!
あとは書くだけです!
ということで今日はこないだ上げられなかった分も含め二つ目の記事を上げちゃいます!
数少ないタクファンの皆さん!是非お楽しみあれ!
まだファンになってないよっていう新規の読者さんも大歓迎です!
是非是非お楽しみあれ!
気にいったら読者登録よろしくお願いします♪
閑話休題。
というわけで本日2記事目。
2記事目はお題で小説書いてみたです。
毎週の恒例になりつつあるこのコーナー。
皆さんの一週間の楽しみになっていれば幸いです。
それでは書いていきまーーーっしょう♪(ミライアカリ風)
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「にゃーんにゃん♪」
「お前いい歳こいて恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしくにゃい。」
「俺は恥ずかしい。めっちゃ。」
「そんなの知らにゃーい!」
「……。」
俺の幼馴染京佳(きょうか)は猫になりたいらしい。それは幼稚園の頃からずっと言っていた。
幼稚園、小学校時代からこいつの服装には猫耳と尻尾がセットでついている。
中高時代は制服があり教員からの指導もあったため休日以外は控えていたが、大学に入り、私服登校が可能になったことで再び毎日猫耳に尻尾をつけるようになった。
さっきの会話のように語尾にはいつもにゃんとつけ、人間が食べても害のないキャットフードをおやつがわりにいつもパクパクと食べている。
お弁当は猫まんま。飲み物はぬるめのミルク。猫舌で猫かぶり、猫背で猫足歩行。猫まんまを片手に持ち、ネズミを見つけたら追っかけてどっかへいく。
徹底した猫っぷりである。
頭がおかしいの度を越している。四足歩行しないだけまだましだが。
なんでこんな狂ったやつと一緒にいるのかというと、それは単純明快でこいつと付き合っているからだ。
なんで?と言われるとなんかかわいそうだから。としか言いようがない。
こんな狂った性格のこいつには恋人はおろか友だちすらいない。
小さい頃からこいつと一緒にいる俺くらいしか相手をしてやれないのだ。
このままこいつを野放しにして、それこそ野良猫のようにどっかでのたれ死なれたら目覚めが悪くなる。
猫ぶってるところ以外はまあ付き合えなくもないので、俺はこいつの面倒を一生かけてみてやろうと心に決めている。
何だかんだ好きな人もいないし、これといった夢もないし。こいつを猫だと思いながら一緒に過ごすのも悪くないと思っている。
いずれは結婚して子どもが生まれて。
こいつの子どもだからまあ変な子どもが生まれるんだろうけど、その子どももしっかり大人になるまで育てて、こいつより早く死ぬ。
こいつはきっと俺のために泣いてくれるはずだ。猫を目指しているから、鳴いてくれるといった方がいいかもしれないが。
俺が死んだあとこいつがどんな生き方をするのか。それだけが楽しみで俺はこいつと共に生きている。
もっとも俺が死ねばこいつの後先など見ようがないのだが。
「今日は何だかいいことがある気がするにゃ」
「なんで?」
「朝の占いで一位だったからにゃあ」
「しょうもな。」
「にゃにゃっ!?」
アホくさいが幼い頃から一緒にいるとこの馬鹿さ加減も愛らしく感じる。
頭を軽く撫でてみる。
「にゃにゃにゃっ!?」
耳をつんつんしてみる。
「にゃにゃにゃにゃっ!?」
胸をつんつんしてみる。
「にゃあ!、ふしゃぁぁぁぁっ。」
そこは流石にきれるか…。
「にゃにするにやぁ!」
「ごめんごめん」
改めて頭を軽く撫でる。
「にゃ…。まぁいいけどにゃ…。」
頭を撫でると大人しくなる。どこまで本気で猫の振りをしているかは分からないが、たまに本当に猫っぽなと感心する。
まあ猫の方がこいつよりよっぽど大人くて利口なのだが。
「恭介は占いみたんかにゃ?」
「まあちらっとな。」
「どうだったにゃ?」
「恋愛運が高いらしいよ今日。」
「にゃにゃっ。それはよかったにゃあ?」
京佳はにやにやとした表情を浮かべた。
実を言うと、京佳は俺と付き合っていることを自覚していない。
というのも、俺と京佳が付き合い始めたのは小学校に入る前。
俺が「お前の面倒を一生みてやる。」って言って、あいつが「お願いしますだにゃ。」と答えて以来お互い付き合っていることを確認しあってないから。
京佳は多分俺に好きな人が出来れば普通に身を引くだろうけど、俺は京佳以外と付き合うつもりはないし、京佳も誰かと付き合うことは今後一切有り得ないだろう。
可愛いし、スタイルもいいけど、バカで素でこのキャラだ。誰も相手をしはしない。
だからこんな会話をしても俺たちの付き合っているという関係は崩れないし、時期がきたら結婚するだろう。
でも万が一、もしも京佳が誰かと付き合うってなったら。あいつが猫でいることを辞めることを決めたなら俺は……
ブッ。ブブブッ。
「んにゃっ!……屁が出たにゃあ!にゃへへっ。」
万が一もクソもないか。
「お前は本当馬鹿だにゃ」
「にゃにゃっ?恭介、喋り方が写ってるぞにゃ?恭介も猫になりたいのかにゃ?」
「噛んだだけだ。」
「怪しいにゃあー!怪しいにゃ!」
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン。
「ほら、チャイムなった。俺先行くから。」
「にゃ!?待ってにゃ!走っていくなんてずるいにゃ!」
にゃあにゃあやかましい京佳を置いて1限の講義がある教室へ走って向かう。全く一々疲れる
やつだ。
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途中なんですが、今週のお題が今日までっぽいのでここであげちゃいます!
いつか編集して更新し直しますので、ご勘弁…