ぴっぴっぴっぴーたーぱんしょーこーぐん
大人になっていく……。
大人なんてまだまだ先だと思ってぼーっとしながら生きてきたが、気がつけば23。
もう子どもに戻れない。
自由に生きたい。そう思う。
けど自由に生きるの自由が今まで思っていた自由の意味で実現できるかというと多分もう出来ない。
他人と関わる限りは社会的信用だとか、地位とか名声とかそういうものがついてまわって、やりたいことをやって、やりたくないことはやらないという生き方を自由と呼ぶならば、そんな生き方は多分できない。
でも子どもってそういった自由が結構保障されてる。もちろん勉強したり、学校に行ったり、親によっては習い事を強要したり、門限があったりもするけど、ある程度自分の気の赴くままで過ごせるような気がする。
そんな子どもから大人になっていく時、すんなり大人の生き方を受け入れられるかと言われれば受け入れられないと思う。
少しずつ少しずつ紆余曲折を経て大人になっていく。
でも大人になればなるほど子どもの頃に大切に思っていることがなくなっていく。
その感覚がなんだか怖くて、でも子どもには戻れなくて。なりたくない自分に少しずつなっていきながらも、それが自分のためであるあるから仕方ないと割り切るしかなくて。
そんなことを思っているうちに歳はどんどんとっていって、身体や地位はどんどん大人になっていく。
なりたくて大人になってるわけじゃない。子どもは大人は汚いというけれど、大人だって大人は汚いと思っていて。
どうしようもないこの想いを小説にして一発当たんないかなって思う日々。