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【映画】未来のミライ 感想(ネタバレなし)

 

こんにちは!

 

タクです!

 

今週たまたま映画を観る余裕があったので映画を観てきました!

 

今回はその感想を書いていきたいと思います!!

 

 

ネタバレはなしにしていきます!

 

 

とはいってもざっくりとしたあらすじだけ説明します。

 

 

未来のミライは長編ストーリーというよりは短編集といった感じで、主人公のくぅちゃんが兄弟や親、先祖の過去や未来を旅しながら少しだけ成長していく、そんなお話です。

 

 

未来のミライちゃんと冒険する長編の話って雰囲気をCMからはうかがえますが、ミライちゃん自体はさほど出てきません。

 

 

賛否両論ありますが、結構今までの細田守ファンからすると、残念に思う方が多いのかなと思います。

 

 

壮大なストーリーというよりは日常のちょっとした出来事を切り取って加工したようなそんなお話だったので。

 

 

ただ作品としてのメッセージ性は結構込められてるなぁって個人的には思います。

 

 

時をかける少女では時間と恋愛に対するメッセージ性が強かったですよね。

サマーウォーズでは科学と人との繋がりに対するメッセージ性がありました。

おおかみこどもの雨と雪では家族と自然に対するメッセージ性、

化け物の子では成長と絆に対するメッセージ性があったなと思います。

 

 

今回の未来のミライでは子どもと歴史に対するメッセージ性があったように思います。

 

 

小さい子って長男長女だと弟や妹に比べどうしてもおざなりにされてしまうもので、赤ちゃんって世話がやけるので大人はどうしてもそっちに目がいっちゃうんですよね。

 

 

今まで自分が世話をしてもらう対象で、両親を独占していて、わがままも許されて、自分が世界の中心だった。

 

 

でも弟や妹が生まれたことで、世界の中心から自分は外れてしまい、わがままも少しずつ許されなくなったり、弟や妹のために行動しなくてはいけないことが増えていきます。

 

 

子どもはそういった初めてのことに対して拒否反応を示して、今まで以上にわがままになってしまうもので、今回の未来のミライではそういった子どもの心理描写がうまく描かれてたように思います。

 

 

そうした子どもの気持ちを親が上手く汲み取って世話してあげるのが理想ではありますが、中々そうもいかない。

 

 

そうした時に出てくるのが未来のミライちゃんや他の登場人物なんです。

 

 

親戚家族の色んな人の過去と未来を旅することでくぅちゃんは少しずつお兄ちゃんになっていきます。

 

 

本来は親の役目ではありますが、そうした親の役目を少しだけ肩代わりをしてくれる存在、そんな存在の大切さが伝わってくる作品でした。

 

 

そしてこの物語家族の歴史に触れる話がたくさん散りばめられています。

 

 

あの日あの時あの場所で君に会えなかったら僕らはいつまでも見知らぬ二人のまま。

 

 

ではないですけど、家族って本当奇跡の軌跡だなって思います。先祖のちょっとした行動や、運命が祖先を形作っていく、そんなことを考えさせられる作品でもありました。

 

 

僕としては細田監督の時をかける少女みたいな純粋な青春ストーリーを観たいなぁと思いますが、今回の未来のミライも面白かったなぁって思います。

 

 

小説や映画、アニメの短編集好きな方は凄く楽しめる作品だと思いますし、そうでない方も色々と考えさせられる面白い作品だと思いますので、是非観てください!

 

以上タクでした〜。

 


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