ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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【映画】検察側の罪人 感想

こんにちは、こんばんは。クロです。

 

先日映画を観てきたので今回はそのことについてです。


観てきたのはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

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検察側の罪人。(撮った後よく確認しなかったら全体的に上に寄ってる笑)

 

 

 

 

何かの予告で観たときから興味あって、行こう行こうと思いながら数週間。
タイミング合わずこりゃ無理かな~なんて思っていたある日、会社でてふと時間調べてみたらレイトショーに間に合う!ってなって観てきました。
ある日ってか一昨日ね。

 

例によって遅い時間なのでがらがらでした。
特等席になりつつある2ブロック目のドセンターにて観賞。
ここは脚を伸ばしてのんびり観られるのがよい。

 

例によって予告は面白そうなのばっかりだった。
長くなるから個々にはふれないけど、


スマホを落としただけなのに
億男
プーさん
ここは退屈迎えに来て
食べる女
コーヒーが冷めないうちに
マスカレードホテル
人魚の眠る家


辺りはどれも観たい。
この中から1つは観に行く(決意)。
あ、タイトルは予告観て忘れないうちにささっとメモ入力したものなので正しい表記じゃないものもあると思います。一応。

 

そして本編。
実は事前知識ほぼなしで観ました。
もちろん原作も未読。
CMなんかではニノとキムタクがばちばちに闘うような感じっぽかったけどそうではなかった。
むしろ沖野検事は最上検事に絶大な信頼をおいていて、最上流正義を継承しようとしていて、最上検事のポチになることも厭わなくて。

 

一番印象に残ったのは、圧倒的なテンポの早さ。
正確なことはわかんなくてあくまで体感だけど、ワンシーンあたり1分以下がほとんどだったんじゃないかな?
転換転換切替切替で、ぽんぽんシーンが変わっていく。
だから最初は人物たちの設定や人となりについていけなかったりもするけど、ペースの早さに慣れてくると目まぐるしくシーンが移っていくことが心地良い。
短いシーンの連続の中で急に長いシーンも入ったりするから、緩急ついて長い大切なシーンはじっくり観ちゃう。
あんまり普段シーン構成とか気になんないけど、カメラワークも含めてすごい構成だなーって思った。

 

それもあってか、2時間ちょいの上演時間あっという間だった。
正直全然収まってなかったように思う。
話に1本の軸はあるけど、まわりの話も面白そうなの多くてもっとじっくり観たかった。
最上検事の同級生の国会議員とか、話の軸に関わる大事なキャラだけど、それでも尺足りてないように思ったもん。
八嶋智人さんも山崎努さんも、少ないシーンで超豪華な使い方。
原作→映画の中でたくさんカットせざるを得なくなったのかな。原作にも興味あり。読むかはわかんないけど。

 

二宮和也さんの演技は、相変わらず上手くて、キムタクや吉高由里子さんとの掛け合いも良かったけど、1点だけきになるシーンが。
わりと序盤の、松倉を取り調べるシーン。
録音録画を切った後、めちゃくちゃに怒鳴って荒川の事件を自白させる件。
最上検事の転換点の1つであり、松倉が跳ねられる話の最後の展開のためにも必要な流れだったけど、なんかあそこだけ違和感。
ニノの0→100のスイッチオンは有明功一の時から大好きだし、今回も良かったけどなんか沖野検事の性格とは合わないような。
前後の行動ともいまいち整合してなかったような気もするし。
この辺りも小説は感情の流れがわかるようになってるのかな。

 

そしてもう一人の主役、キムタクはかっこ良かった。
自身の正義と倫理観、一線を越えるところでの葛藤といった機微もすごくよく見えたし。
でも、正直闇堕ちしたキムタクVSニノの闘いも観たかった気もするけど。
なんか最上検事は逃げてるだけだったし、捕まらなかったし。

正義とか、一線を越えるとか、ちょっと絶対零度とも近いテーマだなと今書いてて思った。
最上検事が沢村一樹で沖野検事が横山裕検察側の罪人
井沢さんが木村拓哉で山内さんが二宮和也絶対零度
どちらも面白そう。

 

正義と言えば、吉高由里子さんは正義のセでは検事で、検察側の罪人では事務官(のふり)。
撮影時期は被ってなかったかもしれないけど、どっちもこなせててすごい。
あとちょっとあの吉高さんの髪型かわいかった笑

 

それから、脇役の上手さも時間経過をあっという間にさせた要因かな。
松倉も弓岡も、狂気と人間味どちらも見せるクズで、あーいう風に魅せられるのは映像作品の強みだと思う。
大倉孝二さん、ボク運で初めて認識した人だけど、あのタイプの人も演じられるんだね。
松重さんも別格。ありゃヤバイわ。
孤独のグルメやってる人には見えなかった。完全に諏訪部。
こういう風に映画で役者込みのイメージがつくと、ますます原作も読んでみたくなるんだよね。まあ読むかわかんないけど。

 

最後に、ラストシーン。
あれはどういう意味なんだろ。
まさかここで終わると思わなかったし、これからどうなっていくのかなーなんて思ってたらエンドロール流れ始めて、もう2時間経ったんだって感情と、えこれで終わり?って感情に分かれた僕の心。
客電ついてからも数少ないお客さんたちざわざわしてたし、あのラストシーンの真意を一発で汲み取ることのできる人はそう多くないよね。
僕にはわからなかった。
原作読めば少しは理解が深まるかな。
まあ読むかはわかんないけど。


それでは今回はこの辺で。

以上クロでした~。