今週はジャンプがないからジャンプ10年選手のタクがジャンプについて振り返る!(タ)
こんにちは!タクです。
今週は集英社にてコロナ感染者が発生したためジャンプが販売されていません。
ゴールデンウィークやお盆や年末年始など合併号が出た次の週は同じくジャンプがないので、さほど珍しいことではありませんが、普段購読してるものがないとなんとも寂しいものです。
来週もなかったらショックだなぁ…。
でも非常時なので仕方ないですよね。
感染した方の病状がいち早く回復することをお祈りします。
僕も仕事柄外に出ないといけないのですが、感染しないよう気をつけないとなぁと改めて思います。
さてさて、そんなこんなで今週はジャンプがないので今回はジャンプの穴埋めってわけではないですが、僕のジャンプに対する思い出などなどを話していきたいと思います。
・不動のエース ワンピースについて
ジャンプの中で不動の人気を誇る漫画といえばワンピースだと思います。
ジャンプは人気順に掲載されています。
雑誌の巻頭にアンケートがついていて、一人三票(一つの漫画につき一票)入れることができます。
そのアンケートをもとに人気順を決め、巻頭カラーの漫画がない場合、最初の漫画が1番人気の漫画、1番最後が1番不人気な漫画が掲載されます。
そしてワンピースはいつも前の方に掲載されています。
しかもそれはつい最近の話ではなく僕がジャンプを読み始めて10年以上ずっと前の方。
いつの時代でも圧倒的な人気を誇る漫画なのです。
ワンピースの凄いところは「背景設定が凝ってるところ」だと思うんですよね。
ワンピースはキャラクターももちろん魅力的なのですが、そのキャラクターが活きる背景設定をぽんぽん生み出してはそれを絶妙な匙加減で繋げていく、その発想力が1番凄いんじゃないかと僕は思います。
麦わらの一味が活躍するには色んな条件があります。
①麦わらの一味が上陸する島が問題を抱えている。
②本来その問題を解決すべき組織が何らかの理由で機能していない。
③問題を生み出す敵組織が強力かつ狡猾で島の住民では問題解決ができない。
④問題を生み出す組織は島を支配しているもしくは侵略しようとしている。
⑤麦わらの一味はあくまでも島を救うことが目的ではない。(アラバスタを除く)
⑥島の部外者である麦わら海賊団だからこそ島を救うことができる。
以上の条件を満たし、かつその島の個性、島が抱える問題、敵組織が島を支配・侵略する目的、敵組織の能力や立ち位置、麦わらたちの上陸理由を麦わらの一味が島に上陸するごとに考え、物語を構成する必要があります。
麦わらの一味のそれぞれのキャラクターの個性も考慮する必要があるので、マッチングする背景設定を作るのは至難の技。
それをずっと繰り返し生み出している作者の尾田栄一郎はとんでもない発想力の持ち主だと思います。
ワンピースが不動の人気を誇るのも納得。
早く続きが読みたいです……!
・ジャンプ読者の誰もが待つ不定期漫画ハンターハンターについて
ハンターハンターは再開するとニュースになるくらいコアなファンが多い漫画で、そのストーリー考察はワンピースに負けずとも劣らないほどよくみかけます。
設定がこれでもかというくらい凝っていて、情報量が凄まじい。普通の漫画なら一コマ文字なしで表現するところを、ハンターハンターは一話丸々文字びっしりで表現することもしばしば。
一話一話しっかり読んでいけば話についていけるのですが、一話読み飛ばすと途端に話が分からなくなります。
さらにハンターハンターは、休載期間が長い時は1年以上休載が続き連載を再開する頃には過去の話を一通り読み直さないと読み始められないという面もあり、とても厄介な漫画です。
それでもファンが減らないのは、情報がびっしりと詰まった一つ一つの描写に読者が夢中になっているからに違いありません。
それぞれのキャラクターの感情も企みも細かく描写され、戦闘での能力の使い方や連携、敵対関係の構図や場面設定なども凝りに凝っていて一話読むだけで色んな考察ができるから面白い。
休載が多い漫画ですが、休載期間中にそれぞれのシーンに考察をしていればさほど休載のラグを感じません。
むしろ毎週の連載は情報量が多すぎてついていけなくなるので丁度いいくらいかもしれません。
そうやって考察を進めることでよりハンターハンターのことが好きになり、沼にはまっていくのだと思います。
・新連載について
ジャンプは新連載が他紙に比べて多いんじゃないかな思います。
一年で5作以上は新連載が始まってるような気がします。
逆にいえば連載が終わるのも年に5作以上と多い。
非常に回転率が速く、そろそろ打ち切りかな?と10年も購読してれば終わるタイミングが分かるようになります。
そのためジャンプでは初めから人気になる瞬発力と、それを持続し続ける持続力を兼ね備えた漫画しか連載が続かないのです。
ワンピースやハンターハンターのような名作が生まれるのはそんな激しい競争があるからだと思います。
後天的に面白くなる漫画もありますが名作は大抵一話目から面白い上に毎回次の話が気になってしまうもの。
回転率が速いことで作家の意識が高くなるため、名作を生み出しやすい環境となっています。
しかし、この回転率の速さは名作を生み出すチャンスに繋がっているだけでなく、ジャンプ全体の低迷を招くリスクも孕んでいます。
回転率が速いということは先天的な才能への期待値が高く、後天的な伸びに対する期待値が低いことを意味します。
そのため新連載は短期で打ち切りになりやすい。
物語が進むにつれ徐々に面白くなる漫画を描く作家や、経験を経て技術力が上がる新人作家にとってはかなり厳しい環境なのです。
最初から凄まじい才能を持った作家が沢山いる時はいいのですが、そんな作家達の連載が終了すると、ジャンプ全体のレベルが急激に落ちてしまう可能性があります。
後天的に伸びる可能性がある作家は淘汰されるので、常に先天的に凄まじい才能を持ち、それをすぐに発揮できる作家を発掘続けなければなりません。
それは非常に強い運要素が必要になります。
個人的には今現在のジャンプは低迷期を乗り越えそれなりに安定しているように感じますが、鬼滅の刃が仮に完結した場合、また低迷期が訪れてしまうのではないかと危惧しています。
その低迷期が長く続いてしまった時に集英社の新連載対する措置に変化があるのかどうか、僕は非常に気になります。
・最後尾ネタ枠について
ジャンプには最後尾ネタ枠(以後ネタ枠)が設けられていることがよくあります。
ネタ枠とは連載の人気に関わらず常に最後尾で連載している漫画であり、クスッと笑ってしまうようなギャグ漫画がよく連載されています。
僕が印象に残っているのは「ピューと吹くジャガー」、「磯部磯衛物語」、「トマトイプーのリコピン」などがあります。
ネタ枠はショート漫画であることが多く、食事のあとちょっとしたおやつのような感覚で読みます。
ネタ枠を読み終えてようやくジャンプを読み終える、これが通の読み方だと思うのですが、最近このネタ枠がなくてとてももやもやしています。
ネタ枠はショート漫画だからか中々長続きしない傾向にあります。
他の連載と違って人気順に掲載していないため、急に打ち切りになることも多く、えっ…と落胆することがよくあるのですが、それでもネタ枠は欲しいなぁと思うもの。
ネタ枠システム上の都合でなくなってしまったのでしょうか。
いつも凄い気にしてるわけではないのですがネタ枠がないと、不意に感じる寂しさがあります。
ジャンプのネタ枠はさりげジャンプのエロ枠ほど尊いのかもしれません。
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いかがでしたでしょうか?
まだまだ書きたいことが山ほどあるので、ジャンプ含め漫画に関して思うことはちょちょい記事にしていこうと思います。
友情・努力・勝利
友情に関しては色々恵まれていますが、努力勝利がまだまだ発展途上…!
ジャンプを見習って今後も頑張っていこうと思います!
それでは、また次回!
タクでした!
ジャンプ公式サイト
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