【アニメ・漫画】大好きな漫画「アイシールド21」について書いたお話し。
こんにちは、こんばんは。クロです。
今回は、漫画の記事を書きます。
このブログでは「漫画」っていうカテゴリーもあったりして相方はそこそこ漫画記事書いてますが、僕は初めてです。
そもそも小さい頃からあんまり漫画読まなかったんですよね。
僕が小学生中学生の頃は、NARUTOやBLEACHの全盛期で学校でもめちゃくちゃ人気でしたが、僕はなぜかさっぱり触れませんでした。
若干世代は違うけど不朽の名作であるスラムダンクやドラゴンボールも通ってきませんでした。
今なおトップの人気を誇るワンピースも、掲載スタイルが話題のハンターハンターもほとんどわかりません。
漫画よりも、同じく全盛だったポケモンを主力とするゲームであったり、遊戯王やデュエルマスターズのカードに全力を捧げていました。熱意もお年玉も。笑
そんな訳でジャンプを1度も買ったことのない稀有な青年として育ち上がった僕ですが、唯一揃えた漫画がこれから書くものです。
(テニスの王子様もほとんど全巻揃ってますが、続編以降は全く追えていない。たぶん実家にあるはずだからまた今度読んでみようかな…)
で、その漫画というのがこちら!!
はい!
アイキャッチでバレバレな訳ですが!
こちら!
「アイシールド21」!!
もう僕のバイブルと言ってもさほど過言ではありません。
10歳そこそこの時期に出会い、人格形成に大きく関与もしていると思います。
トイザらスで買ったアメフトボールでよく友達とアメフトごっこしたものです、、、
凡庸な表現をするなら、青春の1ページってやつです。
アイシールド21とキングダムハーツは間違いなく青春の1ページ。
既に数年前に完結していますが、完結後もたまーに読み直していて、一人暮らしが決まった時には全巻セットでスーツケースに入れて新居に持ってきました。
去年の夏も一気に読み直しましたが、夏ドラマが終わったタイミングで今年も読みました。
相変わらず良かった。
展開知っているはずなのに無条件で熱くなれるし、無条件で心動かされるんだよね。。
さて。
何から書きましょうか。
題材としては、アメリカンフットボールに魅せられた高校生たちの物語です。
悪魔の先輩蛭魔妖一にアメフト部に引きずり込まれた気弱な高校1年生小早川瀬那が主人公。
セナが仲間やライバル達と切磋琢磨しながら、全国大会決勝「クリスマスボウル」を目指していくストーリー。
例によってあらすじを書くのは苦手なので省きます。
気になった方はググってみてください。
よくネットでは神龍寺戦がピークで後は下降線、なんて言われたりもします
数年前までの僕も、1番は神龍寺戦だと長らく考えていましたが、今回読み直すとそうでもないかもなあと感じます。
もちろん前半終了時の32点差をひっくり返した後半の神がかりな展開は超超超超魅力的で、雪光デビューからセナの闘志の目覚めからモン太の奇跡からヒル魔の0.1秒から最後のTFPまでもうほんとに一々一々やっばいやっばいやっばいんだけど。
でも、巨深戦や盤戸戦のここ一番の盛り上がりもすごいんだよ。
セナが土壇場で走りの止揚を昇華させたデビルバットハリケーンであったり、死んでもスピード落とさず関東出場を決めた命のパントリターンであったり、読んでてにやにやしちゃう。
小結がリップを生み出す水町との死闘も、自分をB級と認めた瀧が自身の強みで赤羽と戦うとこも。
もちろんタイムアウトの夜明けも。
鳥肌出ちゃう。
都大会も関東大会以上に盛り上がりどころたくさんあるわけですよ。
網野戦も夕陽戦も独針戦(ネタ試合だけど)も。
泥門絡みだけでなく、ライバルチーム達の試合も熱くて、巨深対賊学戦後のシーンはやられちゃうよね。
最初はヒールで出てきた葉柱ルイが時を経るごとに人間味溢れるキャラになっていった。
もちろん11巻以降の秋大会編が面白いのは間違えないのですが、10巻までのわくわくも好きです。
びびりでパシリな小市民が無理矢理始めさせられたアメフトで、初めて仲間のために走って、運動靴でフィールドをねじ伏せて。
インチキヒーローが最強の好敵手との出会いを経てアメフトの面白さに目覚め、少ないながらも夢を分かち合う仲間とともに、嘘がほんとになるように努力して。
新メンバーの加入でどんどんほんとのアメフトが出来るようになっていく泥門デビルバッツに連動して、セナもどんどんアメフト楽しい!ってなっていって、細かいルールや作戦もちょっとずつ混ぜることで読み手もわくわくしながらアメフトの世界に没頭できる。
大味な展開は少ないけど今後の基礎になる素晴らしい部分だと思います。
そして、この漫画はテーマも素敵です。
1つ目のテーマは「絶対クリスマスボウル」の約束。
傷付き敗れ、また這い上がり。
ヒル魔栗田ムサシの3人の約束が泥門デビルバッツ全員の約束になって、総合力では劣る超人たちに、無理矢理得意な土俵に引きずり込んだ一点勝負とトリックプレーで綱渡りの勝利を収めていく。
10%しかない手札も、ハッタリで120%にする。
友情努力勝利を体現するようなストーリー。
もう1つのテーマは
圧倒的な才能の前に、持たざるものが選ぶ道の話。
努力する天才に凡人はどうやって追いつけるのか。
決して越えられない人種の壁を前にどう立ち向かうのか。
これは序盤から随所に盛り込まれている要素なんだよね。
2巻から出てきているダレル・ロイヤルの手紙もだいぶ効いている。
アメリカ戦でセナはこのテーマの答えを見つける。
男として生まれた以上、ただ挑む。
そこに道があるのなら、ただ登る。
そういう意味では、
小早川瀬那と泥門デビルバッツの全国制覇までのストーリーであると同時に、桜庭と進の物語で、金剛兄弟の物語でもあるんですよね。
自ら最強を名乗り覚悟を背負う選手が多く登場したけど、この覚悟もこういうことなのかなと思う。
蛾王の絶対的な破壊を頼り、自らの手を汚してでも勝利の渇きを求めたマルコも。
世間的に評判の悪いらしい世界編も、このテーマを消化するには不可欠だったと僕は思っています。
クリスマスボウルまで超人を蹴散らしてきたセナが、パンサーとの圧倒的な人種の壁を前に勝機を見出だせない。
それでも尚、ただ挑む雄の道を選択する。
パンサーには敵わなくても、いつまでもフィールドに横たわっているのではない。
とゆーか単純にエンターテイメントとして世界編も面白かったけどね。
今まで敵だったオールスターとの競演は単純にわくわくしたし。
阿含とヒル魔のドラゴンフライを栗田が護るとこは感無量。
まあ1つ残念な所があるとすれば、折角のオールスターなのに足早に終わっちゃったってところですかね。
アメリカ戦こそ割かし長く描かれているけど、他はかなりダイジェストだよね。
だから結局、阿含・蛾王・セナ・ヒル魔辺りがほとんどの出番を持って行っちゃっている。
進・キッド・大和・高見・桜庭・モン太辺りはそれなりに見せ場あるけど他はだいぶ薄め。
もちろん全員に大きな見せ場ってのは難しいと思うけど、
他の選手も見たかったなあ。
鉄馬は一人で攻め手になってたし、鷹は最大の危機を逆張りで防いでるし、陸もタッチダウン決めてるけど、もっとね。
筧や大田原、一休辺りは殆んど触れられもしなかったからなあ。
そういう意味では、蛾王の見せ場かと思いきや急にマルコの話始まるところは驚いた。
あそこは初めて読んだ時めちゃくちゃ感動した。
控えチームに見せ場を作ったロシア戦はあれで良いとして、百歩譲ってミリタリア戦も諸国は日本の敵ではないってことでさらーっと描くのも良いけど、ドイツ戦はがっつり見たかった。
シュルツとか蛾王とマッチアップしてたラインマンとか、面白い対決たくさん出来そうだったからなあ。
まあそれでも、クリスマスボウル後のおまけとしてだけでなく、しっかりこの漫画のテーマを描ききってくれた世界編大好きです。
2018年は世間的にアメフトが注目を浴びたけど、あまり望ましくない注目の浴び方でした。
ここまでこの文章を読んで下さった方は既にこの漫画であったりアメフトのファンって人が大多数だろうけど、もしそうではないよって人がいたら是非とも読んでみて欲しいです。
そしていつか一緒にクリスマスボウル観に行きましょう笑
稲垣理一郎先生、村田雄介先生
もしこの文章をお読みして下さっていたら、大学生編書いて下さい。
そしていつか一緒にクリスマスボウル観に行きましょう笑
それでは今回はこの辺で。
以上クロでした~