相方と散歩 もしもの話ばっかな二人の民
今日はいい天気だ。
いい天気の日は外に散歩に行きたい。
相方と散歩をする時、決まってありもしないことをあーでもない。こーでもないと話した。
宝くじを当てたら…(最近買えてない。)
作家になったら…(最近執筆できてない。)
美少女になれたら…(なれない。)
彼女ができたら…(できない。)
中々上手くいかない日常も相方と話しながら散歩をしていると、忘れられるというか、忘れてはないんだけど、いい感じに感覚を麻痺させることが出来たような気がする。
相方との散歩は年数でいえばもう10年ほどくらい続いている。
登校時に相方と他の友とそんな話ばっかしてた。
ただ頻度が大分減った。
昔はほぼ毎日そんな話をして、笑って日々を過ごせてたけど、今はそういう話が出来るのは数ヶ月に一回。
一人であーでもないこーでもないって思案にふけってると、大分ネガティブな方面に進んでいって意気消沈する。
あの日々を少しでも取り戻したい。美少女になれなくてもいいから、せめて美少女になったらの話がいつでも出来る環境くらいはあって欲しい。
そう思いながら今日も出勤。