ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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ストレスフリーに生きることを望むも仕事を未だ辞めることのできない情けな〜い2人の民によるブログです!ぜひご覧くださいっ!

真面目に働くことが必ずしも良い結果を生むわけではない。(タ)

 

僕の同僚でAさんという人物がいた。

 

Aさんは仕事に対するやる気が枯渇している。枯渇しているだけでなく、仕事のやる気がありあまり必要以上の仕事をしてしまう人や、周囲にそういった働き方を押し付ける人を嫌悪し、時に戦う。Aさんが口を開けばそこは戦場と化す。Aさんの怒涛の文句は周囲を圧倒し、Aさんが喋れば喋るほど、Aさんの存在が際立つ。

Aさんは2月をもって異動となったのだが、Aさんがいなくなって2ヶ月が経ちコロナで騒がれるこのご時世になっても、未だにAさんのことは部署内で語り継がれている。

 

Aさんは多くの人から文句を言われていたが、逆にAさんを好きだと言う人も多くいた。Aさんは多くの人と戦い、基本的には自分のために戦っているが、誰かを守るために戦うこともある。ばりばりの身内びいきではあるが、信念を貫き戦っていた。Aさんに守られたその人はその戦いの中でAさんに魅了され、彼女を好きになる。

 

Aさんは決して折れない。

それがどんな偉い人の発言だとしても、Aさん折れずに戦うのだ。

僕はAさんのことが好きだ。恋愛的な意味ではなく人として。

Aさんの何ものにも負けないその卑屈な精神は人を惹きつける。Aさんの生き方は働きすぎる人の考えを変える。

 

Aさんは帰る。

Aさんは残業せずにすぐ帰宅する。余計な仕事をしない。しないというか拒否する。いち早く終わらせるために作業を逆算し、仕事を終わらせる。本当に緊急時なら残業する時もあるが、緊急時以外で残業をすることになりそうな場合は上司と戦う。

定時の概念を超越したAさんだからこそできる行動だ。

だらだら残業しながら仕事をするとだんだん余計な仕事をするようになる。

時間があるから、あれもこれもやろうと仕事を増やせば、なんだかんだでいつも残業してるのにあまり成果が出ないという結末を迎える。

まだまだそんな働き方をする人が多い中、Aさんの働き方は見習うべきところがあるのではないか。

 

Aさんは問う。

Aさんがそれは必要なのかと思った仕事に関しては上司になんでそんなことしないといけないんですか?意味はあるんですか?とくってかかる。

それはしょうがないことだろってつい思ってしまうことに対して、素直に従わない。

Aさんが無駄と言った仕事が実際になくなり、仕事の効率が良くなることが多々ある。

無駄な仕事でもそういうものだからと従って無駄な慣習が続いていく、そんな働き方を変革しているのだ。

 

Aさんは笑う。

Aさんはかなりゲラだ。ゲラだからここで笑うか?ってところでも笑う。

しょっちゅう揉めてるAさんだが、飲み会では上司と楽しげに話している。社内の噂話にも笑いながら、コメントを入れる。Aさんはその度胸もあるが、ゲラなところがコミュニケーションを円滑にしている。もっともAさんは下ネタが嫌だと飲み会を断固拒否することもあるのだが。

Aさんは厄介者ではあるが、ただたんに話しを聞かない厄介者ではない。からこそ働き方に変革を起こす。

 

今現在の世の中を考えると必ずしも愚直に働くことが良い働き方とはいえない。

テレワークは甘えだなんだと言われていたが今となってはテレワークで済ませないといけないことがごまんとある。

楽をしていると蔑むのではなく、楽をしても成果を出せるように努力すべき社会になりつつあるのだ。

 

人の温もりも大切だし、時に定時外に働くことが必要な時もあるが、定時で帰るために無駄を省いたり、システム構築を進めたりすることも同じくらい大切だし、必要だ。

真面目に働くだけでなく真面目に働かないことを考えることも時には必要だ。

 

真面目に働くことが必ずしも良い結果を生むわけではない。

 

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