アニメ特有のギャグパートについて思うこと
今日鬼滅の刃を観に行った。
鬼滅の刃は前々からジャンプで読んでいたが、今回の映画の無限列車からは飛ばし読みしてたので、内容は事前にはなんとなくしか知らなかった。
映画は結構楽しめた。
最後のバトルシーンは煉獄さんの感情の昂りと技のカッコ良さや仰々しさに感動した。
ストーリーに関しては鬼滅の刃を通して見てないとなんとなくしか分からないだろうなとぼんやりと思ったが、分かる人が見ればいい部分を映画にしたなと思うのではないかと思う。
ただ一つ残念な点があった。
それはギャグパートが少し多かったところ。
喜怒哀楽は物語を描く上ではとても大切で、ストーリーの緩急をつけるためにもギャグパートってとても大切だと思うのだが、ギャグパートがさほど面白いと思えず、それが物語の前半部分の大半を占めていたのが少し残念に感じた。
ジャンプ自体子ども向けであり、実際映画館には子どももたくさん来ていたので多少子どもっぽいのはしょうがないことだが、それにしてもギャグパートが長く、稚拙であまり面白くないなと感じた。
実際に自分自身が映画の登場人物で、そのギャグパートを側から見ていたら、結構ドン引きしていたのではないかと思う。
漫画で読む分には読み飛ばせばいいだけだが、アニメではそうはいかない。ギャグパートもしっかり見続けないといけない。
正直前半のギャグパート、早く終わんないかなぁと思ってしまった。
だがこれは鬼滅の刃限らず、ギャグパートがつまらないアニメは結構ある。
話の本筋は面白く、後半は感動するのにギャグパートだけやたらとつまらなくて退屈に感じるアニメをいくつもみてきた。
アニメ特有のギャグパートのノリが好きな人もいるだろうから変わらない気もするけれど、ギャグパートを少しだけ現実のお笑いに近づけて面白くすることを意識してもいいのではないだろうかと思う。
キャラに突出したギャグパートにするのではなく、相方がよくお勧めしている東京03のような日常のちょっとした面白さの要素もアニメのギャグパートにもとりいれればいいのになぁと感じる。
まあ自分自身ギャグパートを描く際はキャラに寄せてしまいがちなんだけれども、感動シーンに対してギャグシーンのとっつきにくさがないアニメ映画を観れたらなぁと思った。