妄想らぁぁぁぁぁぁぁんんんんんのすすめ(タ)
悩みがつきない日々を過ごしているとどうしても家に引きこもりがちだが、そんな時は一度外に出て走った方が良かったりする。
長距離ランはストレスが発散できるだけでなく頭がすーっとするので、渦巻く悩みを解消するのにうってつけだ。
現実逃避の術としては睡眠が一番、次点でカラオケな僕だけれど、三番目に何か据えるのであれば長距離ランを据える。
見慣れた景色を自分のペースを保ちながらぼーっと走っていると、段々とっちらかった思考回路がゆっくりと整頓されていく。
走った後にシャワーを浴びて、ソファでくつろぎながら炭酸水をグイッと飲むとめちゃくちゃにうまくてとても幸せな気持ちになる。
僕はそんな長距離ランに一つ要素を付け加えてやってみるといいんじゃないかと最近思う。
その要素はずばり、妄想である。
日々の悩みを解決するだけでなく、こんなことあったらいいなっていう妄想をランニングしながらしてみるとかなり楽しいのではないか、そう思うのだ。
人間の思考はその語彙と語彙を繋ぐ文章構成力と想像力次第では一瞬でかなりの広がりをみせるが、長時間妄想すればそれはそれは広大で大層なストーリーが生まれると思う。
そんな妄想ができたなら妄想だけで人生がとても潤うのではないだろうか。
しかし家でじっとしていては長時間も妄想するのは中々に難しい。
スマホをいじったり、ゲームをしたり、漫画やテレビをついついみちゃうと妄想が途中で終わってしまう。
僕はよく通学通勤時にやることがないと妄想するのだが、電車に乗るとか、改札を出るとかそういった作業を並行すると途中途中でノイズが入ったような感覚に陥り、段々尻すぼみな妄想になってしまう。
妄想はそれなりに集中力を要するので、淡々とこなす単純作業くらいでしか並行してできない。
妄想単体では長続きしないし、並行作業が複雑なものであれば集中が途切れてしまう。
長距離ランでは走るコースが決まっていればあとは走るだし、長距離を走るので長い間妄想をすることができる。
そして余計な情報は走っていく中ですーっと消えてくので、きっとクリーンな妄想ができるはずだ。
さらに長距離ランの中で妄想をすれば、妄想と現実をより近づけることが可能となる。
例えば好きな子とイチャイチャする妄想をするのであれば、妄想内でのドキドキを、実際に走った際の心臓のドキドキで再現できる。
常にドキドキの妄想を1時間かけてじっくりとするのは楽しそうだ。
走る前に恋愛系の漫画を読んだり、東京ウォーカーなどの観光誌を読んだり、ドラマを見たり、好きな子の写真をSNSでチラ見したりするとより妄想が捗るだろう。
例えばスポーツで活躍する妄想をするのであれば、ランキング中もまさにスポーツをしているわけだがら、よりリアルな妄想をすることができる。
走る前に漫画やドラマのかっこいいシーンを焼き付けて、盛り上がる音楽を聴きながらランニングするとより妄想が捗るだろう。
例えばバトルシーンを妄想するのであれば、バトルでの緊張感あるシーンや、戦いの中での疲労感をランニングで再現できるのでより白熱した妄想をすることができる。
スピード感あるバトルシーンのまとめをみたあと、自分の中で設定を練りになっておけば、走り出した瞬間バトルが始まった感覚を味わえてより妄想が捗るだろう。
このように長距離ランは妄想のしやすい環境下で、あらゆる妄想に通ずる要素を持ちながら行うことができるスポーツなので、妄想を全力でしたい人にはおすすめだ。
ランニングは誰でも簡単にできるスポーツなので、ぜひ妄想ランをやってみてはいかがだろうか。
タク