ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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M1からそろそろ一ヶ月経つけれど

 

 

M1はお笑い好きには見逃せない、年に一回の祭典。

 

お笑い好きの俺はもちろん、テレビの前でM1を穴が空くほど凝視し、笑いの渦へと誘われた。

 

……というほどじっくりも見てないが、というよりたまたまテレビ観てたらM1がやってたという感じだったが、今回のM1は観れてよかったと思う。

 

そもそも社会人になってからM1はリアルタイムで一度も見れてなかった。

 

土日は基本仕事だったから。

 

でも今年はたまたま土日休みで、たまたまM-1を観ることができた。

 

そのM1がたまたま当たり回だったのか、久々に見たから当たり回に思えたのか分からないが、さほどゲラではない俺でもかなり笑った大会だった。

 

リアルタイムで見れて本当に良かったと思う。

 

印象に残った芸人は

すえひろがりずとぺこぱ。

 

この二組はキャラにとことん振った斬新性を持ちつつ、笑いの安定感もしっかりと持つ漫才をしていた。

 

爆発力があり、多くの人の印象に残った彼らは、恐らくM1によるテレビ露出率の上がり具合が他のコンビに比べ頭一つ抜き出るのではないかと思う。

 

どちらもキャラ芸人。そのキャラのままバラエティに出続ければ、いずれ飽きられ一発屋になる可能性があるが、オードリーの春日やノンスタイルの井上のようにキャラが定着すればしばらくはテレビに出続けるだろう。

 

すえひろがりずはあのキャラのままテレビに出つつ、テレビで飽きられたら営業で売るスタイルでいけばダンディ坂野やテツ&トモのようになれると思う。

 

お年寄りにも若者にもうけるあのスタイルの芸風は今後も途絶えることなく需要がありそうだ。

 

本人たちもあの芸風を愛してる感じが伝わる。見ていて気持ちがいい。

 

ぺこぱはまだどの方向にも舵をとれる芸風であると思う。あのキャラをそのまま続けるのもありだと思うが、個人的にはキャラ芸人になるしかなかった!と漫才中に打ち明けているのでキャラのオンオフを切り替えられるパターンでいってもいいんじゃないかと思う。

特にしゅうぺーは元々ツッコミなので知的キャラとモノボケキャラとの両刀でいってもいいのではないだろうか。

二重人格なのか!?って思わせるくらいテンションにムラがある狂気なキャラができればバラエティだけでなく漫才の幅も広がる気がする。

 

印象強いだけに、目新しい変化を期待してしまう二組だった。

 

安定感があったのは

かまいたちと和牛

 

正直優勝はこの二組のどちらかだと思っていた。

爆発力はなかったが、安定した面白さがあった。

 

最近の笑い番組の審査員は斬新さより安定感を選ぶイメージがある。

 

決勝に残ったぺこぱとミルクボーイは勢いと爆発力はあったが、二本目が一本目を超えたネタだったかというとうーんと唸ってしまう。

 

多くの芸人は一番自信のあるネタを一本目に持ってくるため二本目のインパクトは一本目に比べるとどうも色褪せてしまう。

 

かまいたちや和牛はネタのバリエーションが豊富だ。

 

和牛は決勝の三組に残ることはなかったが、二本目を上げてれば一本目以上に笑いをとっていたと思うし、かまいたちのネタも二本目の方が面白かったと思う。

 

一辺倒なネタではないので、他のネタを見ても新鮮で飽きないところが良い。

 

ネタ番組で何回出ても安定の面白さがあるのできっと面白い。

 

M1王者としてネタ番組に呼ぶにはこの二組のどちらかが王者になっていた方がよかったような気もする。

 

既に売れている二組だから、M1で優勝しなくてもいいとは思うが、優勝してバラエティで活躍するところもみたかったなと思った。

 

冠番組もこの二組なら安定した番組となりそうだし、人気番組になりえた番組もあったかもしれないと思うと優勝出来なかったのは少し残念に思う。

 

 

圧倒的面白さを誇ったミルクボーイ

 

ミルクボーイのネタは、M1以降結構見たが、あのネタの汎用性は高いなぁと感心した。

 

ナイツの塙が誰でもできるネタを誰よりも上手くやるのがすごいと評してた通り、M1を見た人はみんな、〜やんな〜と言った後、でもおかんが言うには〜と続け、じゃあ〜やないかぁと、ミルクボーイのネタのパロディをしていた。

 

コーンフレークもM1以降かなり売れたらしく、あの場の笑いを掻っ攫ったという意味でも、流行りを生み出すという意味でも、経済効果的に見てもミルクボーイのネタは他を凌駕する圧倒的なネタだったと思う。

 

本人たちのキャラ性でいうとまだまだ定まっておらず、バラエティで引っ張りだことなるコンビにはならないかもしれないが、ネタで世間を賑わすという意味では今後も強い存在感のあるコンビだと感じる。

 

個人的な期待としてはあのパターンではない新たなパターンの漫才を生み出してまた世間を賑わして欲しいなぁと思う。

 

タイプは違うかもしれないが、ジャルジャルのようにネタを開拓してお笑い界を牽引して欲しい。

 

 

次回からのM1のその存在意義が変わるかもしれないと思った大会だった。

 

今回のM1はかなりバラエティに溢れていたと思う。

それぞれがそれぞれの持ち味を持っていた。

知らないコンビも沢山いたが存分に楽しめた。

 

M1は勝てばバラエティで引っ張りだこになる、ある意味テレビに出演するためのオーディション的な意味合いが強かったが、今回のM1を見ていると今後は違った意味合いも強くなっていくのではないかと感じた。

 

今の時代YouTubeもあるし、劇場でお笑いを観る機会も増えた。

 

そのためM1は必ずしもテレビに出るための大会ではなく、新たな笑いを生み出す大会としての要素が強くなったんじゃないかなと思う。

 

ナンバーワンだけでなくオンリーワンを決める大会にもなってきた。

 

今後はオンリーワンの要素がより強くなってくる気がする。

 

そのうち審査員特別賞的なのも出るかもしれない。

 

 

なんにせよ、来年こそは我々ハッピーアイスクリームが優勝したる。

 

 

そう思った。

 

 

待っとけよ、M1!

 

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