【雑記】天で見守っててくれ!イケメンドライバーよ!(まだどこかで生きてはいる。)
ペーパードライバー歴4年の歳月を経て、昨年の4月から徐々に運転をするようになった。
危なっかしい運転だとまだまだ思うところがあり、あまり自ら車を乗り回すとかはしないが、旅行では控えドライバーとしてたまに運転をするくらいにはなった。
昨年の12月には人生で初めてできた彼女と旅行で神戸から淡路島まで運転もした。
今年度で一番成長したと思うところはもしかしたら運転ができるようになったことかもしれない。
しかし、運転をするようになると、ドライブ中音楽を流すことが逆になくなっていった。
運転中はスマホや音楽プレイヤーの操作ができないから、助手席にいた時の方が車で音楽を選曲し、ドライブDJとして活躍していたような気がする。
運転者や同乗者を楽しませるためにその場の気分で曲を選び、iPodからそっと音楽を流していたあの日々は運転手になった今全くと言っていいほどなくなった。
怠け者な性分、あらかじめ好きな音楽を編集し車で流すことはハードルが高い。
そもそもiPodを昨年の夏に買ったにも関わらず、永遠に使ってなかったズボラ加減。
カラオケには週一で行くものの、音楽を聴かないで歌うものだから、独自の音程で口ずさむ音楽が肥大化する一方。
友人からはこの曲こんなんだっけ?とよく言われる。
だから最近車の中では沈黙か、自ら歌うか、YouTubeに上がってるラジオを垂れ流すかのどれかを選択し、運転をしている。
だから音楽を流し、良き気分の中ドライブを楽しむという大変お洒落な趣味に憧れを持っている。
このドライブをしている時だけは、日常の世界とは切り離された素敵な明るい世界で満ち溢れている、そんな休日を是非とも過ごしたいものだと心から思う。
2年前、高校の部活のマネージャーとドライブに行ったことがあった。
ペーパードライバーをやっていた頃だから、自分は運転をせず、マネージャーが運転した車に揺られながら初夏の陽射しに照らされた湘南の海をぼーっと眺めていた。
国道134号線を走る軽の黒い車の中でぼーっとマネージャーの横顔越しに見る海はきらきらととても輝いていたが、海以上に、車内に鳴り響く音楽に合わせ楽しそうに口ずさみながら、軽やかに運転をするマネージャーがとても輝いてみえた。
元々イケメン気質はあったが、よりイケメンに見えた。
鳴り響くflumpoolの歌がより一層マネージャーを輝かせた。
あの時ほど車を運転することに憧れたことはないし、flumpoolが心に鳴り渡ったこともない。
いつかこのマネージャーみたいに輝きてぇ、心の底からそう思った。
そして今。
運転はまあまあであるができるようになった。
iPodも、ここ2日くらいおとんのふるさと納税のおこぼれでもらったBluetoothのイヤホンをきっかけに起動するようになった。
春の暖かさも昨日今日で何となく感じるようになった。
最近あっちが忙しくてあんまり会えてはいないが、彼女との関係も良好だと思う。
もしかしたらそろそろなのかもしれない。
いつかのマネージャーのように、好きな音楽を流し、隣に好きな人を乗せ、キラキラと光る陽射しをドライブするその時は。
とりあえず、好きな音楽を、本当に心から好きな音楽を聴き直そう。
ビッッと伸びた太く芯のある一線を駆け抜ける輝ける日が、すぐそこにある気がした。