ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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クロが思う、物語の捉え方について

 

こんにちは、こんばんは。クロです。

 
 
昨日に続き、タク・クロの2人で同じ話題について書く企画の2日目です。
本日のお題は「物語の捉え方について」です。
 
早速これについて書き始めていきたいと思うのですが、これ難しいな…。
昨日電話で話しているときにタクさんから出された設定で、たぶん彼にしてみれば「同じものを対象にとっても人によって捉え方や感じ方、軸に据えるものが違う」という点に興味を感じていると思うのですが、難しい。。
 
僕は何というか、頭がカタイ部類の人間なので、見たものを正面から捉えられないんですよね。
例えば、「Aについて説明して下さい。」と言われたら、Aの概要を中心に、せいぜい多少の周辺知識に触れるくらいしかできないです。
 
対してタクさんは、Aの説明からは始まらないんですよ。なんでそんなことを書く発想が出てくるの?という奇想天外なアタマを持っているんです。
昨日の思い出のマーニー感想記事でも、ながら観と言っていたからあんまり物語は理解できていないだろうし、どんな風に書くかなと思っていたら、まさかソファーから書き出していたりします。
(マーニーを途中からアーニーと書いていたりするくらいだから作品の主旨はまっっったく理解できいなかったようですが笑)
 
タクさんとは違った感性を持った僕は、真っ正面から捉えることしか出来ないので「物語の捉え方について」と言われてもそんなの見たまんまなんですよね笑
 
 
そんな僕も、ここ数年は物語を捉える時の1つの軸が出来ました。
それは、人の「機微」です。
これは、大好きな東京03飯塚悟志さんに多大な影響を受けたためです。
東京03のコントって、機微をとっても大切にするんです。
10分弱のコントの内、最初の2分間は笑いが全くないなんてことも珍しくありません。
それでも、その2分間は決して死んだ時間ではなくて、その間に登場人物のバックボーンやキャラクターを見せつつフリを作るから、後半の大爆発に繋がるんです。
 
話がブレる「ムダ」なボケは排除し、本当にやりたいことを中心にそれが最も際立つ構成を練るんです。
初日の幕が上がった後も、お客さんの反応を感じて、自分のやりたいことが伝わっているのか、伝わっていないならどのように手を加えたら分かりやすくなるのかを試行錯誤するんです。
とにかくボケまくったり、奇抜な設定の飛び道具があった方が盛り上がりは高まるとは思いますが、こうした人間味風溢れるコントが僕は好きです。
それはもはや、コントと言うよりも演劇に近いかもしれません。
 
 
そんな飯塚節に本格的に触れて数年。
Twitterでも、最近のドラマや映画の感想はやたらと「機微」や「フリ」について触れている気がします。
今までも登場人物のバックボーンを考えなかった訳ではないですが、今はより大切にして観ています。
(そのため、直近話題になった某ドラマでも萌え萌えな恋愛パートで皆が盛り上がり過ぎているのに違和感覚えたりしました。もちろん見せ場の1つであることは間違えないですが、(恐らく)このドラマで本当に描きたいのはそこじゃなくて、主人公のパーソナリティー・生き立ちや職場での日常・彼女の仕事内容がしっかり描かれているからこそ、あの設定が活きるのです。あくまでも主観ですが。)
 
 
いつの日か僕がコントを作ったり実際にやったりする機会があれば、その時はこうした人の機微を捉えたフリの効いたコントをやってみたいなと思うものです。
 
と、言うことで「作品の捉え方について」っていうお題だと言われてるのに何故か好きなコント論を書くくらいに迷走してきました。
飯塚さんの「何言ってんの?さっきから、ずっと。」というツッコミが聞こえて来そうなのでそろそろ止めておきます。(ほんとに何言ってんの?って自分でなってる笑)
 
同じお題でタクさんがどんな文章を書くのか楽しみです。
ここまで読んで下さった方がいらっしゃったら、是非タクさんの方も併せて読んでみて下さい。
 
 
それでは、今回はこの辺で。
以上クロでした~