【雑記】なぜ人前だと子どもは親にいきってしまうのか(タ)
大人しそうな子も、理知的な子も、クールな子も、朗らかな子も、何故か人前で親と話す時はいきっている。
ただのタメ口ではなく、少し上からのタメ口。
普段どんなに柔らかい口調でも、その状況ではなぜか強い口調になり、早口になり、つんけんな態度をとってしまう。
それは親の前でかっこつけたいのか、人前でかっこつけたいのか、照れ隠しなのかなんなのか、とにかく態度がガラリと変わる。
きっと普段親の前ではあんな口調で話しはしないだろう。同様に普段人前でもそんな口調で話しはしないだろう。
ではなんで親の前でも人の前でもとらない態度を人前で親と話す時だけとってしまうのか。
それはきっと二面性に耐えられないからだと思う。
親と話す時、いや親限らず家族と話す時と人前で話す時では人はテンションやノリや話し方を変える。
大なり小なり必ず変えている。
親にとる態度を人前でとれば失礼にあたるだろうし、人前での態度を親にとればよそよそしくなってしまう。
だからきっと親や家族限らず仲のいい友だちや恋人と人前で話す時も似たようないきりを見せてしまうのだろう。
でもそのいきりを咎めるようなことはしない。
だってそれは距離が近く、仲が良い証拠なのだから。
変によそよそしくなるよりも、つんけんといきってくれたほうがきっと良い。
そう思いながら人前で親にいきってしまう子を側からみるととても微笑ましい。
それは一つの愛の形なのだから。