ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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【小説】【あとがき】another stay home

今回はこの記事のあとがきについて書いていこうと思う。

あとがきって普段中々書かないのだが実は毎度毎度書きたいと思ってはいた。

むしろあとがきのために小説を書いていたところまである。

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今現在のこのコロナのご時世、つまんないとか怠いとかいう人がいる中、収束せずに今のスタイルの生活が望ましいという人も中にはいる。

刺激的な外に出れない不自由さと、危険な外に出なくていいという安心感の二つが並行的に存在し、良くも悪くも何もできない現状に対してどう感じるかは人それぞれなのだろう。

昨日執筆したanother stay homeはそうした世の中の一部を切り取り、複数世帯の家族を対象として描いた。

世代によって現状への捉え方が違い、更には現状打破のきっかけも違う。

JK(女子高校生)とJJ(じじぃ)は外に出たいという想いは一緒だったが、家でもいいかと思うきっかけが違う。

JKは恋愛、JJはえろとそれぞれの活力になるものが家で生まれたことでstay homeを継続させることとなった。

JKのきっかけがえろでもJJのきっかけが恋愛でもstay homeするかというとそれは微妙な話で、それぞれにあった感情が行動に影響している。

一方DC(男子小学生)は遊びと恋愛ともともと両軸のstay homeをするきっかけをもっていたが最終的には将棋に落ち着く展開となった。

人気者になりたい→遊びを極める→囲碁→紆余曲折して将棋
ときっかけが変化し、うまくstay homeする形を保っているが、

これが

人気者になりたい→みんゴル→ゲートボール→ゴルフときっかけが変化するとstay homeからはかけ離れていく。

きっかけの変化は感情の変化であり、感情の変化は行動の変化に繋がる。
stay homeを快適に過ごすためにはこのきっかけの変化がstay home寄りに移行していく必要があるが、こればっかりはボタンの掛け合わせ次第なので運要素が強い。

政府はこの運要素を少しでも操作していき、いかにstay homeを継続しやすい環境作りをしていくかを注視すべきだと思う。

何かしらきっかけがあれば少ないストレスでstay homeができるようになるだろう。

今エンタメ業界はコロナの影響で下火だが、このstay homeへ移行できるよう意図的にきっかけをうまくつくり、マルチなエンタメを提供できるようになれば、地盤が固まり、家でも外でも楽しめるエンタメが確立される。そうなれば今まで以上に生産性が生まれるはずだ。

今回の小説のキャラたちは特別影響されやすいキャラではあったが、大なり小なり人は影響される生き物なので、この状況をチャンスに変える発想がより重要になってくる。

我々ハッピーアイスクリームは外での活躍も内での活躍もまだまだ発展途上だが、このコロナを機に少しでも活路が見出せればいいなと思う。


今回キャラ構成に関しては特に何も考えることなく描きはしたが、書いているうちに思い入れが生まれた。

その中でも風香というキャラに特に思い入れがあった。

大分昔の記事となるが、自分の分身女体化キャラとしてタクミというキャラで記事を書いたことがある。

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タクミにも風香にも共通していえるのが、マイペース女子という要素を持っているということ。

女子はマイペースにみえて気遣いする生き物だが、JKは往々にしてマイペースが自然と気遣いへと繋がり、特別気遣いしているわけではないがなんか優しいとか、なんか惹きつけるとか、そういった要素を持っていると思う。

風香はマイペースで思ったことをすぐ口にするから、悪口が気持ち多めだが、悪口が多い分素直に喜びや好意を示せるところが魅力だと思う。

普段書く女キャラは天真爛漫な反面気遣いを強調することが多いのだが、マイペースで気遣いがないキャラというのも面白いんじゃないかと思い、今回、風香というキャラクターを描いた。

母親にとっては厄介な存在であり、父や祖父にとっては可愛いらしい存在であり、弟にとっては尊敬の対象となる風香の言動は彼女の家族のstay homeにも少なからず影響している。

自分に風香のような姉がいたらどう影響されるのか妄想しながら書いたのだが、読者のstay homeのきっかけになる位魅力的に捉えてもらえたらなりよりだと思う。

今回更新のギミックとして風香の話を最後に持ってきた。
更新順としては
友晴(friend sky)→勇造(brave make)→風香(wind perfume
となっているが、それぞれのキャラクターを知ったうえで物語を読むのであれば、
風香→勇造→友晴
と読む方が読みやすい。

しかしあえて友晴から読めるようにしたのは読んでいくうちにそれぞれのキャラクターのことを知っていく仕様にしたかったからだ。

客観から主観に入ることで、そのキャラの内面に興味が持てるようになっている。
個人的に思い入れの強い風香を今回は最後に置いたが、また読み返す際は違う順番にしてみると、そのキャラに入り込めると思う。

小説の短編集を読むにしてもあえて掲載順とは違う順番で読んだり、その掲載順になった意図を考えてみたりするのも一興。

これを機に是非stay homeと小説の読み方について一つ考えてみてはいかかでしょうか。

以上タクでした。

タク


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