見覚えがあるような、ないような
彼方のアストラという漫画が去年ここの漫画がすごい!の大賞になった。
スケットダンスの作者のSF漫画だ。
ジャンプ+で掲載していて、単行本だと全4巻。
物語はコンパクトで広げた風呂敷を綺麗にまとめた作品であった。
その彼方のアストラでは映像記憶能力を持つアリエスという少女が出てくる。
アリエスは見て記憶したものを決して忘れない。
物語の要所要所でアリエスの映像記憶能力は活き、物語に大きな転換を生み出す。
もちろんこの映像記憶能力が物語の全てを握る能力というわけではないが、それでも重要な能力の一つであり、この能力がなければ物語はバッドエンドで終わってしまっただろう。
それだけ偉大で有用な能力であると思う。
そんな映像記憶能力、現実世界ではどの程度実現されているのだろうか。
アリエスほどの映像記憶能力は現実世界にはいないだろうが(いても稀なはず)、多少なりとも人は映像記憶能力を持っていて、強く印象に残った映像は目を閉じても浮かんでくるのではないかと思う。
誰か人の顔を思い浮かべようとすれば、知り合いであれば当たり前に思い出せるはずだ。
だが僕は最近、それが出来ずにいる。
厳密に調べたら若年層アルツハイマーだったなんてオチは恐らくないとは思うが(あったら悲しすぎる。)、最近ある特徴を持った人の顔を中々思い出せずにいる。
その特徴とは「誰か他の人に似ている」人である。
〜さんを思い出そうとすると、〜さんに似ている〇〇さんを思い出してしまうのだ。
先日、僕は街コンで知り合った女の子と遊んだのだが、僕はその子の顔を思い出せない。
会えば、「あぁそういえばこんな顔だった。」となるのだが、ふと思い浮かべてみると似ている別人の顔を思い出してしまう。
彼女はまだ会って間もなく、数回しか会ってないからかもしれないが、割と毎日会う人でも同じ現象が起こってしまう。
これは日常のあるあるなのだろうか。
そして逆に僕も他の誰かに似ていて、その誰かに邪魔されて思い出されないこともあるかもしれない。
もしそうだったら、その誰かはイケメンなのだろうか。
そこがとても気になる。
イケメンに似てて思い出されないのであればまあ悪い気はしない。
美女でもいいか。美女でも悪い気はしない。
でもこれが微妙な人物だったら、人物どころか動物やあろうことか植物だったりしたら嫌だな。
……とにかく、この映像記憶の曖昧さ加減が普通なのかどうなのかとても気になる。曖昧さが治るのであれば、なんとか治してみたい気もする。
治らない方が幸せなこともあるかもしれないが…。
…うまくまとめきれないので、今回はこの辺で切り上げることとする。
それではまた次回の記事で。