この土日の時間割を考えたお話し。
【文章力】小説を書く時に大切にしたいこと〜タクのルーツ〜(タ)
以前相方のクロの記事でも紹介がありましたが、僕は昔から妄想をよくしていて、それを思いついてはよく周囲に共有していました。
そういった物書きとしてのルーツは中高時代にクロと出会ってクロに物語を書いては送りつけていた時から始まって……
と言いたいところなんですが、実はもう少し前の小学5年の頃まで遡ります。
僕は自分で言うのも何ですが、今までなんだかんだ仲間に恵まれてきたし、それなりに幸せな日々を歩んできました。
でもその中でもダントツで毎日が幸せだなと感じていた時期があってそれが小5〜中2の時でした。
そんな青春全盛期のはじまりである小5時の僕のクラスはとにかく荒れていて、クラスの団結力が良くも悪くも強く、担任の先生が2人辞めてしまうほど問題クラスでした。
不良がいるとかいじめがあったとかいうよりも中学受験組が多く、中学受験組と受験しない組の仲間異常に仲が良かったばっかりに全く授業をきかずやりたい放題する超ガキンチョクラスだったんです。
僕もそんなクラスに所属しながら例に違わずやりたい放題していました。
そんなやりたい放題のクラスの中で生まれたのが本の紹介などほぼほぼしない、自作小説を書きまくるやりたい放題な本係です。
友人らに誘われ僕もその本係にはいり、タクシリーズ(仮名)という紙ペラ一枚の小説を量産し、当ブログ記事のように思いつきで画用紙に文を書き殴っていました。
あの時は何もかも自由で遊び放題やり放題。母親以外は何も怖いものがなかったので今よりも全然ぶっとんだ発想で物を書いていた気がします。
本係の書いた小説をHRの時に人気投票したり、お互いの書いた本をパクリだのパクリじゃないだのもめたり、画用紙一枚で描く本は小説じゃないとか、コラボしたのにキャラの扱いが酷いだとか、なんかしょうもないことで揉めたりと創作に関して全力を振り絞ってましたし、創作を共に楽しむ仲間がいました。
今現在もブログを書いたり、その中で小説を書いていますが、毎日更新しなきゃとか、読者の期待に応えなきゃとかなんだか雑念が多いような気がして、純粋な創作に打ち込めてないような気がしています。
それでも他のブログに比べると、割と好き放題書いてはいますけど、やっぱりあの頃ほど創作意欲が湧いていないようなそんな気がします。
小説を書く時は現実も読者も忘れて、純粋にこれ面白いやろって気持ちで書くことを大切にしたい。
面白いやろの精神の極地を目指し、創作に携わりたい。
これからずっと。
【アニメ・漫画】いちご100%キャラを誕生酒で性格診断してみた!【カクテルの日】(タ)
こんにちは!
タクです!
最近ブログの閲覧数減ってきたなぁ、なんか旬の話題にでも触れてみようかなぁって思いながらTwitterのトレンドを見ていたら、「誕生酒」なるものがトレンド入りしてました。
どうやら366日分のそれぞれの誕生酒があるらしく、その誕生酒で性格診断をするらしいです。
ほーん面白い
そんなら俺が好きないちご100%のヒロインたちを誕生酒性格診断したろやないかい。
誕生酒診断がいちごのヒロインたちをちゃんと表せてるのかどうか見極めてやんよーー!!
と、いうことで、早速っ!!
誕生酒診断に
いってみまーーーっしょう!!
いちご100%のキャラを誕生酒占いしてみた!
〜東城綾〜
1月14日生まれ
誕生酒:コスモポリタン
酒言葉: 好きなものに没頭できる熱血タイプ
解説 第1話「いちご注意報!!」
東城綾といえばいちごの中でも最も真中の夢に近かったヒロイン。
東城が没頭したものといえば小説の執筆一択だろう。
真中は映画監督になりたいという夢を持って日々を生きてきたが、東城は小説を書いて日々を生きていた。
いちご100%のはじまりである第一話の出会いのシーンはいちご100%という名作を生み出す名シーン中の名シーン。
屋上でみた東城のその美しさは最後の最後まで色あせず鮮明に残っている。
好きなものに没頭する東城だからこそ真中は惹かれ、愛が生まれたのだろう。
コスモポリタンは清楚系だが夢にはひたむきな東城らしい誕生酒である。
〜西野つかさ〜
9月16日生まれ
誕生酒:ダーティーマザー
酒言葉:自分の世界観に引入れるオールドタイプ
解説 第17話「つかさSTYLE」
西野つかさはいちごの中で最も個性的なヒロイン。
西野の世界観が最も感じたのが第17話。
真中や東城ら中学のメンバーが泉坂高校へ進学するのに対し、一人桜海高校へと進学する西野。
真中が東城へと恋心が揺れているのをみて、思い切って物理的に距離を置くことを選択。
切ない乙女心と強い意志をみせられ、慌てる真中。
他に一線を引く、揺るぎない西野の決意は西野の世界観であり、他のヒロインにはない魅力である。
西野つかさに1票よろしく〜と笑顔で去っていく西野の姿は物理的に距離が離れてもギュッと真中の心を引き寄せた。
ダーティマザーは不思議な雰囲気を持つ魅力的な西野を想起させる誕生酒である。
〜南戸唯〜
3月31日生まれ
誕生酒: カルーアベリー
酒言葉:心身ともに情熱を向ける生命力の持ち主
解説:第73話「唯の味方」
南戸唯は東西南北ヒロインの中で唯一真中と恋愛関係にならなかったヒロイン。
天真爛漫でいつも真中の背中を押してきた妹的存在。
そんな唯の行動力は時に周囲を大きく振り回す。
73話で唯は父親に真中と同じ部屋に住んでいて、寝ている間に服を脱いでしまう癖が治ってないことがバレてしまい、真中の家へ戻ることを禁止された反抗として家を飛び出す。
唯の両親に頼まれ、唯を唯の実家へ連れ戻しに奔走する真中だったが、なんだかんだで唯の味方として家出の旅に同行することに。
真中は唯振り回される中で、妹のように思っていた唯の大人びた乙女心を目の当たりにする。
天真爛漫ながらもふと垣間見える唯の大人びた表情は真中をドキッとさせていた。
カルーアベリーはそんな愛らしい唯にぴったりの誕生酒だ。
〜北大路さつき〜
5月3日生まれ
誕生酒:ミドリミモザ
酒言葉: 出来事の状況に応じて行動できる先駆者
解説 第35話「打ち明けられた想い」
北大路さつきは最初真中の天敵で、よく歪みあっては喧嘩をしていた。
しかし、だんだん仲良くなっていくうちにお互い意識するようになるというわちゃわちゃした賑やかな時間の中で好きという感情が感情が溢れ返る。
さつきのその豊満なボディと勝気で明るい性格は恋心だけでなく真中の色んな気持ちを刺激していく。
35話ではさつきに好きと告げるも、まだ真中が東城や西野とまだ迷っていると言う真中に対し、切なげな表情を浮かべながらも諦めないと笑顔で逆に宣言。
柔軟で健気なその愛の形は、さつきらしい魅力が存分に詰まっていて、この子には報われて欲しいなぁと心の底から思わせる。
ミドリミモザは溢れんばかりの愛をもったさつきと乾杯したくなる誕生酒だ。
・
・
・
いかがでしたでしょうか?
いっ、意外にも的を得た診断結果となりましたね…!
誕生酒からそのヒロインの恋愛まで知れるとは恐れ多い…。
皆さんも好きな人の誕生からその人がどんな性格なのか探ってみると何か糸口が見えるかも…!
それではカクテルの日に乾杯!!
タクでした。
【文章力】2000文字を1文で書くチャレンジの文を解体し、ブログ調へと直すチャレンジ(タ)
こんにちは!
タクです。
前回の記事で2000文字を1文で書くチャレンジに挑戦しました。
happyicecream-okaeshi.hatenablog.com
途中何度も心これかけましたが何とか書き上げました。
恐らく読める文とはなっていますが、読み辛さは否めないです…!
さて今回の記事は昨日の2000文字を1文で書いた内容を句点を入れて文章化する作業をしていきたいと思います。
前回と今回を読み比べてみて是非、どんな印象の違いがあるのか吟味してみて下さい!
それでは、いってみまーーーっしょう!(ミライアカリ風)
日本人の文章力は学校で学んで身につけるものではなく、個人個人の自然な技術磨きによって身についていくものであると思う。
なぜそう思うかというと、国語の先生から文章としておかしなところの指摘を受けることはあれど、一から文章力を身につけさせるような指導をされた記憶がないからだ。
自分が思うに、結局のところ文章力は、個人個人が文章を書いたり読んだりする中で身につけていくしか術はない。
文章力を上げようと努力しない限りは文章力は身につかない。ましてや魅力的な文章や説得力のある文章を書こうと思うのであれば尚更、自分自身で試行錯誤する必要がある。
いわゆる文学界の著名人の文章が個性的であり素晴らしいと評価されるのは、その著名人が崇高な教育を受けて育ち、高度な技術を持っていたからではない。
文章を身につけるにおいてとにかく書き続けて表現力を磨いた結果、唯一無二の文章力を手に入れたからだ。
文章力がないことを嘆き、筆を置いてしまった作家のたまごたちは、崇高な文章を書くことにおいて、正解があるものだと思い、その正解に辿り着かなかったがゆえに、自分には物書きは向いていないのだと落胆してしまった結果、筆を置く結末を迎えたのかもしれない。
しかし、それは遠からず近からずの勘違いである。
国語の先生が一から文章力を指導しないことからも分かるように、文章力の良し悪しは主観的なものが強い。
本当の意味で客観的にいい文章だと、万人が受け入れるようなものを書く絶対の術はないため、今回のこの途方もなく長い一文も、捉える人によっては文章力のある文章足りうる文章であるかもしれない。
となると、文章力を上げるためにあえて読み辛く駄文であろう長い文章を書くという目的が、駄文であろう長い文ではなく、文章力があり、名文足りえる文章を書いてしまったことで、逆説的に文章力があったことが判明し、この文章を書くことが文章力をつけるための文とは言えなくなる。
そうなれば、そもそもこの文を書く意味が失われるという、ある種の矛盾が生まれ、なんでこんな意味のない挑戦をしてしまったのだろうと心挫けそうになる。
だがしかし、当文章を書いている自分が思うに、既にこの文章はいい文章ではないと、自身の主観から、割と確信に近い自負がある。
よって、悲しいことだが、まだ2000文字に辿り着くまで1000文字以上あるこの一文2000文字チャレンジを続ける意味は結局のところ担保されているのだ。
ということで、既にへとへとの状態であれど、この恐らく駄文であろう一文をマラソンランナーのように書き続けていかなければならない。
ここは趣向を変えて、先に述べた主観と客観について僕が好きな「クドリャフカの順番」の一説を句点がつかない程度に引用し、自分だけでなく、名作家の文章からこの文章を書に続けるかどうか問題を吟味しよう。
早速この文を読んでいる皆様に小説や漫画において以下の引用について考えて欲しい。
「誰の、どんな作品も、主観の名の下に等価(クドリャフカの順番 p357)」
「面白いかどうかは結局主観の問題で、合う合わないが結局本質的なんだっていう意見(クドリャフカの順番 p357)」。
それに対する「漫画以外の、音楽とか、小説には、普遍的な名作とか傑作って言われるものが存在している(クドリャフカの順番 p112)」という二つの考え方。
さて、仮にこの長々しい文章を「誰の、どんな作品も、主観の名において等価」であり、「面白いかどうかは結局主観の問題で、合う合わないが結局本質的なんだって意見」に則って考えたとする。
すると、いつかこの文章も誰かの本質的であると見なされている、「主観」に引っ掛かり、それが仮に多数の人間の主観に何の間違いか引っかかることがあるかもしれない。
そうした場合この文章が文学界の著名人など崇高な文章力を持つとされてる方からしてどんなに駄文であろうが、どれだけ誤字脱字があろうがこの文は歴史に残る一文足りうる文へと昇華することとなる。
逆に「漫画以外の、音楽とか、小説には、普遍的な名作とか傑作って言われるものが存在している」という考え方に則って考えたとする。
その普遍的な名作という誰が考えたのか基準か分からないが、誰もが納得するその基準に当てはまったとする。
その場合たとえどれだけの人に拒絶されようとも、この文は歴史に残る一文たりえる文へと昇華される。
どちらにせよ、自身がどんなに駄文と思おうともあと200文字ちょっとで2000文字に到達するこの文を、自身の中にある文章力を存分に使い、文章を書き連ね、もはや文と呼べるかどうかすら怪しい上に、好きな著書の名文をそれなりに長く、かつ句点がぎりぎり入らない程度に引用したことを後悔しながらも、最後にこの文を諦めず最後まで読んでくださった辛抱強い皆様に感謝の意を込めて一言、
「ありがとうございました。」
と締めさせて頂きます。
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・
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いかがでしたでしょうか。
この文章(文)にも書いてあるように、どのような形であれ、主観的に良いと思われる、もしくは誰が決めたか分からないが誰もが普遍的な名作の要素を内包していれば、この文章(文)は名文になっているかもしれません。
逆も然りでどんな形であれ駄文となりうる。
(この文章を名文とは全く思わないけれど…。)
でも名文であれ、駄文であれこの文章(文)の書き方によって受ける印象が大なり小なり変わるのであれば、書き方を変えてみた甲斐があったもんです。
皆さんも文章を書く際にどういう意図で書こうかと考えながら書いてみると、楽しく文章が書けると思いますので、是非やってみてください。
どこかでこの謎の試みが行われるのを楽しみにしてます!
タク
【文章力】2000文字を1文で書くチャレンジ(タ)
個人的な考えとして、日本人にとって文章力は学校で学んで身につけるものではなく、個人個人の自然な技術磨きによって身についていくものであるという考えがあって、というのも、国語の先生から文章としておかしなところの指摘を受けることはあれど、一から文章力を身につけさせるような指導があったかというと、そんな記憶はなく、結局のところ、個人個人が文章を書いたり読んだりする中で文章力をつけていくしか術はないのだから、文章力を上げようと努力しない限りは文章力は身につかず、ましてや魅力的な文章や説得力のある文章を書こうと思うのであれば尚更、自分自身で試行錯誤する必要があり、いわゆる文学界の著名人の文章が個性的であり素晴らしいと評価されるのは、その著名人が崇高な教育のもと育ち高度な技術を持っているというよりも、文章を身につけるにおいてとにかく書き続けて表現力を磨いた結果、唯一無二の文章力を手に入れたのではないかというところで、文章力がないことを嘆き、筆を置いてしまった作家のたまごたちは、崇高な文章を書くことにおいて、正解があるものだと思い、その正解に辿り着かなかったがゆえに、自分には物書きは向いていないのだと落胆してしまった結果、筆を置く結末を迎えることになったのかもしれないが、それは遠からず近からずの勘違いであって、国語の先生が一から文章力を指導しないことからも分かるように、文章力の良し悪しは主観的なものが強く、本当の意味で客観的にいい文章だと、万人が受け入れるようなものを書く絶対の術はないため、今回のこの途方もなく長い一文も、捉える人によっては文章力のある文章足りうる文章であるかもしれないと思うと、文章力を上げるためにあえて読み辛く駄文であろう長い文章を書くという目的が、駄文であろう長い文ではなく、文章力があり、名文足りえる文章を書いてしまったことで、逆説的に文章力があったことが判明し、この文章を書くことが文章力をつけるための文とは言えなくなるので、この文をかく意味失われるという、ある種の矛盾が生まれ、なんでこんな意味のない挑戦をしてしまったのだろうと心挫けそうになるが、当文章を書いている自分が思うに、既にこの文章はいい文章ではないと、自身の主観から、割と確信に近い自負があるため、悲しいことだが、まだ2000文字に辿り着くまで1000文字以上あるこの一文2000文字チャレンジを続ける意味は結局のところ担保され、既にへとへとの状態であれど、この恐らく駄文であろう一文をマラソンのランナーのように書き続けていかなければならないので、ここは趣向を変えて、先に述べた主観と客観について僕が好きな「クドリャフカの順番」の一説を句点がつかない程度に引用し、自分だけでなく、名作家の文章からこの文章を書に続けるかどうか問題を吟味しようと思うので、早速この文を読んでいる皆様に小説や漫画において、「誰の、どんな作品も、主観の名の下に等価(クドリャフカの順番 p357)」であり、「面白いかどうかは結局主観の問題で、合う合わないが結局本質的なんだっていう意見(クドリャフカの順番 p357)」とそれに対する「漫画以外の、音楽とか、小説には、普遍的な名作とか傑作って言われるものが存在している(クドリャフカの順番 p112)」という二つの考え方ついてこの文章を読む皆様にも共に考えて欲しいのだが、仮にこの長々しい文章を「誰の、どんな作品も、主観の名において等価」であり、「面白いかどうかは結局主観の問題で、合う合わないが結局本質的なんだって意見」に則って考えるのであれば、いつかこの文章も誰かの本質的であると見なされている、「主観」に引っ掛かり、それが仮に多数の人間の主観に何の間違いか引っかかったのであれば、この文章が文学界の著名人など崇高な文章力を持つとされてる方からしてどんなに駄文であろうが、どれだけ誤字脱字があろうがこの文は歴史に残る一文足りうる文へと昇華することなり、逆に「漫画以外の、音楽とか、小説には、普遍的な名作とか傑作って言われるものが存在している」という考え方に則って考えるのであれば、その普遍的な名作という誰が考えたのか基準か分からないが、誰もが納得するその基準に当てはまりさえすれば、たとえどれだけの人に拒絶されようとも、この文は歴史に残る一文たりえる文へと昇華されるので、どちらにせよ自身がどんなに駄文と思おうともあと200文字ちょっとで2000文字に到達するこの文を、自身の中にある文章力を存分に使い、文章を書き連ね、もはや文と呼べるかどうかすら怪しい上に、好きな著書の名文をそれなりに長く、かつ句点がぎりぎり入らない程度に引用したことを後悔しながらも、最後にこの文を諦めず最後まで読んでくださった辛抱強い皆様に感謝の意を込め、ありがとうございました、と締めさせて頂きます。
【小説】【あとがき】another stay home
今回はこの記事のあとがきについて書いていこうと思う。
あとがきって普段中々書かないのだが実は毎度毎度書きたいと思ってはいた。
むしろあとがきのために小説を書いていたところまである。
happyicecream-okaeshi.hatenablog.com
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今現在のこのコロナのご時世、つまんないとか怠いとかいう人がいる中、収束せずに今のスタイルの生活が望ましいという人も中にはいる。
刺激的な外に出れない不自由さと、危険な外に出なくていいという安心感の二つが並行的に存在し、良くも悪くも何もできない現状に対してどう感じるかは人それぞれなのだろう。
昨日執筆したanother stay homeはそうした世の中の一部を切り取り、複数世帯の家族を対象として描いた。
世代によって現状への捉え方が違い、更には現状打破のきっかけも違う。
JK(女子高校生)とJJ(じじぃ)は外に出たいという想いは一緒だったが、家でもいいかと思うきっかけが違う。
JKは恋愛、JJはえろとそれぞれの活力になるものが家で生まれたことでstay homeを継続させることとなった。
JKのきっかけがえろでもJJのきっかけが恋愛でもstay homeするかというとそれは微妙な話で、それぞれにあった感情が行動に影響している。
一方DC(男子小学生)は遊びと恋愛ともともと両軸のstay homeをするきっかけをもっていたが最終的には将棋に落ち着く展開となった。
人気者になりたい→遊びを極める→囲碁→紆余曲折して将棋
ときっかけが変化し、うまくstay homeする形を保っているが、
これが
人気者になりたい→みんゴル→ゲートボール→ゴルフときっかけが変化するとstay homeからはかけ離れていく。
きっかけの変化は感情の変化であり、感情の変化は行動の変化に繋がる。
stay homeを快適に過ごすためにはこのきっかけの変化がstay home寄りに移行していく必要があるが、こればっかりはボタンの掛け合わせ次第なので運要素が強い。
政府はこの運要素を少しでも操作していき、いかにstay homeを継続しやすい環境作りをしていくかを注視すべきだと思う。
何かしらきっかけがあれば少ないストレスでstay homeができるようになるだろう。
今エンタメ業界はコロナの影響で下火だが、このstay homeへ移行できるよう意図的にきっかけをうまくつくり、マルチなエンタメを提供できるようになれば、地盤が固まり、家でも外でも楽しめるエンタメが確立される。そうなれば今まで以上に生産性が生まれるはずだ。
今回の小説のキャラたちは特別影響されやすいキャラではあったが、大なり小なり人は影響される生き物なので、この状況をチャンスに変える発想がより重要になってくる。
我々ハッピーアイスクリームは外での活躍も内での活躍もまだまだ発展途上だが、このコロナを機に少しでも活路が見出せればいいなと思う。
今回キャラ構成に関しては特に何も考えることなく描きはしたが、書いているうちに思い入れが生まれた。
その中でも風香というキャラに特に思い入れがあった。
大分昔の記事となるが、自分の分身女体化キャラとしてタクミというキャラで記事を書いたことがある。
happyicecream-okaeshi.hatenablog.com
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タクミにも風香にも共通していえるのが、マイペース女子という要素を持っているということ。
女子はマイペースにみえて気遣いする生き物だが、JKは往々にしてマイペースが自然と気遣いへと繋がり、特別気遣いしているわけではないがなんか優しいとか、なんか惹きつけるとか、そういった要素を持っていると思う。
風香はマイペースで思ったことをすぐ口にするから、悪口が気持ち多めだが、悪口が多い分素直に喜びや好意を示せるところが魅力だと思う。
普段書く女キャラは天真爛漫な反面気遣いを強調することが多いのだが、マイペースで気遣いがないキャラというのも面白いんじゃないかと思い、今回、風香というキャラクターを描いた。
母親にとっては厄介な存在であり、父や祖父にとっては可愛いらしい存在であり、弟にとっては尊敬の対象となる風香の言動は彼女の家族のstay homeにも少なからず影響している。
自分に風香のような姉がいたらどう影響されるのか妄想しながら書いたのだが、読者のstay homeのきっかけになる位魅力的に捉えてもらえたらなりよりだと思う。
今回更新のギミックとして風香の話を最後に持ってきた。
更新順としては
友晴(friend sky)→勇造(brave make)→風香(wind perfume)
となっているが、それぞれのキャラクターを知ったうえで物語を読むのであれば、
風香→勇造→友晴
と読む方が読みやすい。
しかしあえて友晴から読めるようにしたのは読んでいくうちにそれぞれのキャラクターのことを知っていく仕様にしたかったからだ。
客観から主観に入ることで、そのキャラの内面に興味が持てるようになっている。
個人的に思い入れの強い風香を今回は最後に置いたが、また読み返す際は違う順番にしてみると、そのキャラに入り込めると思う。
小説の短編集を読むにしてもあえて掲載順とは違う順番で読んだり、その掲載順になった意図を考えてみたりするのも一興。
これを機に是非stay homeと小説の読み方について一つ考えてみてはいかかでしょうか。
以上タクでした。
タク
【小説】another stay home 〜ver.wind perfume〜
コロナになってからろくなことがない。
友だちの優美とは喧嘩するし、弟は臭いし、母はうざいし、彼氏と別れるし。
本当ストレスが溜まる。
コロナにかかってもいい、こんな生活はもう沢山だから外で遊ばせて欲しい。
過ごしやすい季節になってきたし、天気もいい毎日。コロナがなければ今ごろ可愛い服買って原宿とか渋谷とか行って遊ぶのに。
いつまでこんな生活すればいいんだか。
「風香ー?ちゃんと勉強してるー?」と下から母の声が聴こえる。
はぁー、うざったい。どうせテストもないんだし、勉強とかしなくていいでしょ。
「してるしてる!大丈夫だからー!」
適当に返事をしてスマホをいじる。
スマホも飽きてきた。
YouTubeならどんだけ見ても飽きないって思ってたけど、YouTubeは一日中見てたら3日で飽きる。
YouTubeだけじゃない。TwitterもインスタもTikTokも全部飽きた。
友だちと電話するのでさえ飽きた。
何もしたくないけど退屈なのも嫌。外に出ない生活は生き地獄だ。
早く終わらないかな本当。
ブーッブーッ。スマホのバイブが鳴る。
「えっ?大山?」
クラスの男子。あんまり話したことがない。目立たない草食系。見た目は総書記系。…って誰うま。
「何?」
「開口一番で何って、大分気が立ってるな。」
「喧嘩売ってんの??」
「いや、売ってない。怒ったならごめん。」
大山はクラスで目立たないやつだけど、オタク特有のおどおどした感じはない。
私の口調はきついから大抵の男はおどおどしながら話すけど、大山の口調は割としっかりしていた。
「別に怒ってないけど、で、何の用?」
「いや、えーっとさ。」
「何?」
「宮脇と別れたってきいたんだけど…。」
「はっ?」
誰が言ったんだ。学校に行ってないのに別れた情報が流れるとか卍。
……。
あっ、そういえばこいつにTwitterフォローされてたんだっけ。
じゃあ知っててもおかしくないか。
「いや、別にだからどうって訳ではないんだけど、実際どうなのか気になって…。」
「なんで?」
「それはその…」
「喧嘩売ってんの?」
「だから売ってないって!つまりさ、その…」
「言いたいことがあるならはっきり言えよ。」
おどおどしてるわけじゃないが要領得ない話し方にイラッとする。
「俺と付き合わない?」
「はっ?」
「だから俺と付き合わない?」
「なっ…はっ?なんで?」
「いや、だって今フリーでしょ?」
「だからって何で付き合わなきゃなんないわけ?」
「そりゃあ俺が比嘉のこと好きだからだけど…」
そんな素振りを見せられたことがない。つかあんまり話したことがない。顔か、顔がいいからなのか。
総書記も面食いなのか。まあガチの総書記なら面食いかもしれんけど。
「はっ?嘘でしょ?」
「嘘じゃないよ。嫌なら断ってくれていいんだけど、こんなコロナで憂鬱な中さ、なんかいいことないとやってらんなくて」
「退屈しのぎってこと?」
「退屈しのぎでは全然ないけど、俺は本気だけど、比嘉は退屈しのぎで付き合ってくれて全然いいからさ、どう?」
退屈しのぎかぁ…退屈しのぎで大山と付き合うかぁ…大山かぁ…あの総書記男かぁ…。うーん。
でもこいつ意外と声だけはいいんだよなぁ…。
普段全然気にしてなかったけど。
「まぁコロナ収束するまでならいいよ。」
「まじ!?いい!全然いいよ!」
「コロナ明けるまでだからな!あと他言無用だからっ!」
「おう!そこらへんは大丈夫俺口硬いから。はぁー言ってよかったぁ」
「ウケる。」
総書記系の顔の大山の喜んでる姿を想像すると何だか笑えた。
コロナが終わるまで、少しこいつで遊ぶか。
「じゃあこれからよろしくな。」
「うん。」
ガチャリっ。私が頷いた瞬間電話が切れた。
言いたいことだけ言って電話切るとかへんなやつだな総書記は。
次はいつ電話がかかってくるのやら。
「風香ー!そろそろご飯できるから下りてきなさい!」
「はーい。」
スマホを持ってリビングへ行く。
あんまり動いてないけど少しお腹が空いた。