ハッピーアイスクリーム~自由を望む2人の民~

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ストレスフリーに生きることを望むも仕事を未だ辞めることのできない情けな〜い2人の民によるブログです!ぜひご覧くださいっ!

【映画】思い出のマーニー 感想

 

こんにちは、こんばんは。クロです。

 
 
 
4月ですね。
世間では色々なことが起きているこのご時世ですが、個人的には転勤になりました。
 
「田舎の中の都会」から「ちゃんとした都会」に住所が変わりました。
正直なところでは首都圏に戻りたかったし、去年はそれに向け社内でも色々と動いたつもりなのですが、そんなこと愚痴ってもしょうがないですね。
間違えなく恵まれた人事ではあると思いますし、この会社にいる間は置かれたところで頑張らなければ。。
 
そもそも、僕らハッピーアイスクリームの設立時点の予定ではまさか転勤するまで会社に残るとは思ってなかったからなあ。。
 
 
 
と言うわけで、大変なご時世ではありますが、僕らハッピーアイスクリームも僕らなりに今後を見据えて色々とできることをやっていこうと思います。もう若くはない。
 
その中の1企画として、今日と明日は「タクとクロで同じお題を2人別々に書いてみた!」をやってみます。
以前にも何度かやったことある企画ですね。

 

 

 
今回のお題は「映画 思い出のマーニー 感想」です。
昨日の金ローで放送していたジブリ作品の感想記事になります。
冒頭でまあまあ文字数使っているので早速書いていきますね!
 
 
 
今作は初めて観ました。
感想ブログを書くつもりではなくあまり脳ミソ使わずにぼーっと観ていたので、もしかしたら時系列や理解度でおかしなところがあるかもしれません。
ご了承下さい。
あと当然ネタバレ満載です。
ご了承下さい。
出てくるお名前は敬称略です。
ご了承下さい。
 
 
序盤から最終盤直前までずっと感じていたのは「不思議」というものです。
生い立ちに暗い部分を持った主人公が夏休みの間を田舎で過ごすという設定自体は王道なものですし、そこで主人公が非現実と遭遇するのも定石です。
 
こうして書いているとあまり「不思議」な部分は感じないのですが笑、観ている間感じていた不思議はマーニーの存在です。
誰も住んでいるはずがない洋館で、主人公にだけ分かる存在。
しかも、一緒に遊んでいたはすがいつの間にか眠っていて、目が覚めたらもういなくなっている。(書きながら某パンダを思い出しました笑)
 
これもまた王道な設定なのですが、どこか「不思議」を感じさせる気がしました。
きっと自分が作り出したある種の幻想だろうと主人公すらも自認していながらも、現実を意識しているとマーニーの存在を忘れてしまったりもするんです。
 
さやかの登場により、マーニーはやはり過去に実在したことがわかるものの、不思議な存在であることは変わらず。
 
僕は、この「不思議」な状態は残したまま半ばSF気味にも数奇な運命として飛ばしきるのかと思っていました。
 
数年後に国民的大ヒット作となる「君の名は。」も、3年間を越えての入れ替わりは(恐らく)論理的な説明ができるものではないですが、それを「運命」だけで片付けても全く気にさせない魅力がありました。
直近だと「テセウスの船」での心と由紀の出逢いも似た感じです。
 
これらと同じ類いで、少女たちの理屈を越えた絆の話なのかな、と。
それもそれで、美しい話にまとまるのかなと思いました。
 
 
 
ところが、そうではないんです。
 
 
 
少女たちの理屈を越えた絆の話ではなく、時空を越えた祖母から孫への想いの話だったと気付き、感動してしまいました。
マーニーがアンナにごめんなさいと謝るのも、サイロに置き去りにしたことではなく、幼いアンナを残したまま天国へ行ったことを謝っていたんですね。
 
サイロでいきなり出てきたかずひこの名前も、ここで正に合点がいきました。
 
今までずっと心にあった「不思議」はこの理解でスッと消えました。
当然、まだまだ理屈で説明できない不整合は数多残っているのですが、それらを気にさせない美しさに胸を打たれました。
 
思い出のマーニー」というタイトルがジャストフィット。。
原題の When Marnie Was There も素敵ですね。
 
僕はたまに小劇場でお芝居観たりするので、このハッとさせる展開を綺麗な照明で演出した舞台で観たいかなと思いました。
 
 
 
放送後に色んな人の感想ツイートを観ていると、原作ではより色んなことが描かれている主旨のものも発見しました。
半ばSF気味、と表現した部分もしっかりとした説明がなされているのかもしれませんね。
書店で見つけたら手に取ってみようかなと思います。
 
他にも、どなたかの感想ツイートでは、マーニーの日記中でからかわれている男の子が描かれていて、それが十一であることがわかる部分があると触れられていました。
この方の観察眼が素晴らしいのは勿論、細部まで時系列に沿って洗練された作品なのですね。
 
 
 
また、本編以外のところでは演じる役者さんについてです。
マーニー役、有村架純だったんですね!
本業の声優さんだと思っていたので、エンドロール観て驚きました。
マーニーの不思議かつ透明感ある雰囲気がぴったりでした。
 
どう観てもトトロのメイな見た目なさやかの役は杉咲花
こちらもエンドロールまで全く気付きませんでしたが、思い出して考えてみれば確かに杉咲花でびっくり。
 
他にも、黒木瞳さんが頼子役だったり、TEAM NACSも出ていたそうですがまっったくわからなかったです笑
 
 
 
夏の北海道が舞台の作品ですが、春のちゃんとした都会で観ても心が洗われる素敵な2時間でした。
ありがとうございました。
 
 
 
ながら観していたと言っていた相方が妄想力で補完しながらどんなブログを書くのか楽しみです。笑
 
 
それでは今回はこの辺で。
以上、クロでした~
 
(過去の同じお題を2人で書く企画もせっかくなので載せときます。)